2009年11月09日

フレアスカート・トラップ

 踝まで隠れてしまう長いフレアスカートの少女が隙を見せたから、少年は思いっきりスカートをめくってやった。
 「きゃあ」なんて可愛い声が少年の耳に届いたけれど、それより気になったのはフレアスカートの中にいた小さな少女の方だった。
 フレアスカートの中の少女は少年を誘うように、また隙を見せている。少年はスカートをめくる。そこにまた少女がいる。

 ふわり、ふわり、ふわりの連鎖。

 ぞくりとする悪寒に振り返れば、暗黒色したカーテンが波打つだけ。視線を戻しても、そこに少女はもういない。


posted by sakana at 15:17| Comment(0) | その他500文字 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。