2009年06月24日

 とろとろに崩れたお米たちが上げる湯気の多さに、ユキヲは目を瞑ってしまう。それを見たお米たちは、素早く形を変えていく。
 春の桜になって頬を染め、夏の花火になって発光し、秋の落葉になって燃え尽き、冬の雪になって白く戻る。
 すべては再び目が開くまでの幻想だけれど、何故か冷たいお粥の食感にユキヲは首を捻っている。


posted by sakana at 13:17| Comment(0) | ミルク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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